昨日奥さんと喧嘩した。些細なことかもしれないが実は根深い。キングオブコントの歴代優勝者が新作コントを披露する松本人志MCの番組で楽しく見ていた。口コミ評価が高いレストランのコントで、クレーム対応等何かと演技力が際立った東京03の角田を僕が褒めた。角田の演技が良いよね、と。奥さんは、そうかな?という態で首肯しない。それはそれで互いの見解が違うのは良いだろう。けれども、彼女は昔から本当にまず第一声、相手の意見を否定から入る。これが本当に昔から気になってはいたのだ。性格上、言い方や否定の仕方はやんわり風なので、そこまで…ときっと第三者は思うのだろうが、あまりにも徹頭徹尾そうなのだ。そして自分の意見を曲げない。けっこう頑固なのだ。
実は前日、長男が宿題をやっていて、奥さんが見ていた。長男が書いた解答に奥さんが注意した。この解答じゃ、何言いたいのかわからないと。この宿題の内容は、プログラミング学習において、マイクラをやっていたようだが、水槽に水を入れる際、座標をちゃんと合わせないと水がこぼれてしまうので、そこの調整が難しかったらしい。なので長男は、「水が難しかった」と書いた。それについて、彼女は、それじゃ意味が分からないでしょと指摘したところ長男は怒った。怒った理由を聞くと、お母さんの言い方が見下した言い方だと主張した。間に入った僕は、二人に事情を訊いてそれを知ったのだが、彼女に「そう感じたらしいよ」、と問いかけると「そんなことはない」と言う。そこで僕は、そう感じるかどうかは、受け手の問題だよ、ハラスメントだってそうでしょと言ったら、しぶしぶ主張をやめた。じゃあお父さんはどうなんだという感じになったので、長男とのくだりを僕で再現してみる。長男の解答に対して、なるほど、そうかそうか、水の調整が難しかったからそう書いたんだね。OK、わかった。ただね、〇〇君はさっきまでマイクラやってたからわかるし、それ見てた人もわかるかもだけど、それを知らない人がこの文章だけ見たらよくわからないんだ。水の何が難しいとか、何をしているときに水が出てくるのかわからないんだ、その他の情報がないと言葉って相手に伝わらないんだよ。だからいろんなものを付け足して、他の人にもわかるように文章を書くのが大事なんだよ的な話をした。どっちが良かったかと長男に聞くと、お父さんと答えた。それに対して、なんで!?おんなじこと言ったでしょと彼女は主張。こういう一幕が昨日あった。
この昨日の件を持ち出して、僕が、「昨日の長男の件もそうだけど、まず相手の意見が間違っていると思っても、まずは一旦受け止めて、それから自分の意見を言うべきだよ。なんですべからくいつもそう相手の意見を受け入れないのかな。」と、これを言ったら彼女が泣き始めた。そんな大きな声で言わなくてもと。そんな大きな声かな?、と自分では思ったが、相手が言うならそうなるのか。けど、普通に感情こもって発言するならこれくらいは出るでしょというボリューム(と僕は思ってるが。。。)だからそんな怒鳴るとかじゃないのに、なんか自分の都合の良いように僕の声の大きさの言質を取られたようで不快。それならこれからこの程度の音量も出しちゃいかんのかよ、そんな音量我慢して生活することに意味があるのかなと反射的に感じてしまった。泣き出してすねると長いし頑固でこの後何をしても受け入れないのを知っているのでちょっと困る。彼女の反論としては、彼女がWBCで盛り上がっているときに、僕を含めて家族みんなが誰も共感しなかったじゃないか!と言ってきた。即座に「わかったわかった」と話を止めたが、しかしそれはのちのち考えても違うと思う。意見が違うこと、共感しないことは各人の自由、強制するものじゃない。最初の相手のアクションを無碍にしないというスタンスが大事だと言っているのだ。たぶんここの価値観が共有できていない。女性だから理屈じゃない。まあそうだが、もう恋人じゃないし子育てのパートナー。これは致命的なんじゃないかなと実は根深く感じている。一度ふてくされるとこの後何をフォローしても受け入れない。今日はそうそうに寝ることにした。
翌朝、彼女が起きてすぐに、昨日はごめんねと声をかける。それに対して、彼女は、ふてくされたような言いぶりで「もう大丈夫です」とこちらも見ずにやる気なさそうに返事。正直不快。気分よくリセットできないパートナーと一緒にいることはとても耐えがたいものだ。結婚式での誓いの言葉的な話をしたときに喧嘩しても後日ちゃんとお互い謝罪しあう関係でいようということを共有したはずなのだが。。。仕方ないので、この時は不快な気持ちを抑えて後にする。その後普段通りの日曜日が過ぎるが、いつもと違う不快ポイントがチクチク募る。こちらがキッチン、居間にいると布団にこもる。子供と俺が布団で遊んでると、キッチン、洗濯で外す。こういう態度は癇に障る。次男がプールの体験があると荷物を手渡されて雨の中体験へ向かう。次男が泣き出してやりたくないというので、水着を着たのにまた脱いで帰ることに。嫁にその旨LINEを送る。また、夕方近いし、来週から入用な買い物があるか確認でそれもLINEする。すると、おつかれさまでしたというLINEスタンプのみが来る。買い物はどうするんだ!?仕方ないからLINE通話をかける。やる気ない返事で、そんなの夕飯どうするかによるでしょ、的な回答。夕飯は鍋だねって話を午後に二人でなんとなくしてたのにこの発言。イライラが抑えがたく、通話を切る。自分的には怒りの衝動抑えるためにもこれ以上会話したくないと理性を働かせて言葉を継ぐのをやめた。なんとも残念。まあ少し時間をおいて冷静に考えてみる。彼女は金曜からインフルエンザでだるいのだろうし、そのほかも調子がもしかしたら悪かったり、周期的に虫の居所が悪かったのかもしれないし、この週末だけうまくいかなかったのかもしれない。そして、一方もう一つの考えもしっかりと根付いた。このような繰り返しが続くならば離婚も考えるべきではないか。彼女との結婚生活は二人の子供ができて幸せを感じているが、正直、僕に対する愛情は強く感じない。人間としても同じ価値観を共有し、高めあおうというかたちにはなっていない。子供たち最優先はもちろんだが、夫婦二人の関係でいうと、お互いがよりよく幸せを感じる関係性に、発展的解消に向かう道筋もあるのではないかと思い始めた。
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