現在、公売準備を進めている。必要書類のひとつである陳述書を読んでいると聞きなれない用語が登場した。「自己の計算において入札の申出をさせようとする者」がいる場合は、「自己の計算において入札等をさせようとする者に関する事項」を提出してください、とのこと。正直わかるようでわからない。役人特有のこういう言い回しが本当に不思議でならない。はじめての公売ということで、間違いがあると嫌だったので関東信越国税局に直接電話で問い合わせてみた。電話に出たのは若そうな女性の声。名前はオギワラさん。ストレートにこれはどういう意味かと聞いてみると、オギワラさんいわく、指示をして入札させてる人。黒幕のことです、とのこと。黒幕!?そういう悪いことしてる実事例があるのか!しかしまだまだしっくりこず、具体例で言ってくれないかと粘る。すると言葉に窮するオギワラさん。なんかいじめてるみたいで申し訳ないな。助け舟じゃないが、実際自分がやろうとしているケースとして夫婦の場合だとどういう感じなのか聞いてみる。例えば、旦那さんのお金で奥さんが入札、落札して名義も奥さんになるケース。これは旦那さんが「自己の計算において入札の申出をさせようとする者」となるのかどうか。すると、この場合は奥さんが実際落札して所有権を有することは奥さんの利益になるわけで、自己の利益にちゃんとするなら不要の概念になるとのこと。この場合は「自己の計算において入札の申出をさせようとする者」という概念が出てこないのだそうだ。ふむ、なるほど。と言って電話を切ったのだが、黒幕がいる場合だってそんな変わらない気がしたが。黒幕さんが入札者が落札した後、黒幕に所有権を移転して自己の利益にするのだという場合に黒幕となる、ということなのだろうか。そんな馬鹿正直に僕黒幕ですという輩がいるんだろうか。。。というモヤモヤは湧いてきたが、とりあえず夫婦の例で言質はとったからまあいいか。
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