登記。。。何が大変なのかわからないが1棟目の時に仲介業者から指定の司法書士を使わないとダメと言われて仕方なく依頼。しかしいくら大事な物件とはいえ一件に十数万円もかかるのはちょっと首肯しかねるところだった。2棟目の物件を仲介してくれた業者さんは、司法書士使わないで良いとのこと。よし、自分で所有権移転登記やってみようと思いたった。ネットでさらっと調べて必要となる書類を見ると、、、。住民票、印鑑証明書、所有権移転登記申請書、固定資産評価証明書、登記済み証または登記識別情報通知書、売買契約書、贈与契約書と、このあたりか。印鑑証明書が必要ってことは実印そのものがないとまずいのかな。Amazonで発注しないと。。。この程度の知識量のもと山形地方法務局寒河江支局に問い合わせてみる。電話応対に出たおじさんは丁寧風だけど終始ネット確認してくれていう風にしむけてくるザ・窓口公務員!!そこを粘り腰でいろいろ聞いてみた。早口でよくわからないところもあったが、登記原因情報証明がどうのこうのとか言っていた。法務局のHPを見れば作り方が書いてあるからと終始そればっか。あとはネット申請自体はあるにはあるが電子証明とかあるから個人なら窓口が良いよと言ってた。表題登記は本人申請できないのかと聞いたらできないことはないが、図面とか必要になるから土地家屋調査士がやるケースが多いとのこと。登録免許税の不動産の価値は固定資産税評価額のことらしい。とりあえず今日のところはこれらの情報をゲット。少しずつだが進捗している気がする!
数日かけて実印実物をゲット。役所に印鑑証明登録を済ませる。暇を見つけては書類作成にトライしたり、ネットなどで情報を集める日々。ようやくある程度のていをなしてきたので、この日に法務局に申請ぶちこもうと決意!さあどうなるか!?事前に書類をコンビニでコピーしておく。しかしコンビニのコピー機は他の客が待ち始めたりするから落ち着かない。意を決して窓口へ。感情のない総合窓口の職員に問い合わせて担当とやらの職員へ。そこには40代とおぼしき妙齢のベテラン女性職員が人の顔も見ずに書類をババババっとめくり漁る!そりゃもうものすごいスピードで早口で、「あー、ここはこうでこうして、こう直して」とメモをとる隙も与えない!なにくそー、負けるものかぁぁぁ!「ちょっと待ってください!え!?ここはこうすか??」自分が理解するまで強引に指摘を食い止めて次にいかせないw。なんとか食らいついたおかげもあり、修正すべき箇所は特定。まあ、終わってみればちょっと早口で素人を鑑みないという点はあったのだが、いろいろ丁寧に修正箇所を教えてくれた有能な官吏だったなと思う。昼飯も食べずに修正を施し再提出。そして無事了解もらって申請おわり!やったぞ!!素人が所有権移転登記申請できたぞ!これが10万円か。うーん、大変はたいへんだったけどやっぱり高いなぁ。どこかエリアを特定して戸建てとか増やしていくならお得意の司法書士さんとつながって相続案件をゲットということもあるのだろうが、僕の今の進め方、東北にいるうちに該当物件があればすべからくゲットしていくという感じだと、ちょっと自分で登記やりたいなぁと思わざるを得ないところだった。
余談だが、後日。そういえば1棟目の申請書を眺めると、おや?なぜこれはこうなのだろうかという点に気づく。自分で登記申請してみると納得できない箇所が浮き出てきた。申請している物件の課税価格と結果が合わないのだ。これを司法書士事務所に訪ねてみると、当初未登記部分を除いて申請したら法務局窓口から未登記部分も合わせて申請せよと指示されたとのこと。それを含めて申請しているのだが、未登記母屋の増築部分の金額が、庭の物置にオンされている。これは申請間違いとのこと。うむむ、そういう報告しない方なんすね。やっぱそういうときに誠実かどうかがにじみ出てくるなぁ。そして法務局に問い合わせしてみるとやはり申請のオンする箇所が間違っていると認めた。でも結果の課税額があっているのでこれはこれで大丈夫とのこと。うーん、大丈夫って。。。まあ、間違いを認めたからまだいいか。経緯わかったし。でも疑問がわいた。未登記部分も税額払ったんだからその部分も何らかの登記情報を掲載してくれてもいいんじゃないかと。そりゃ建築確認資料とか土地家屋調査士の調査もしてないからちゃんとした情報はないのかもだけれど、お金とっておいて未登記は未登記のままって、なんじゃそれは。そんな運用を行う根拠法令でもあるんかい。そこらへんを聞いてみると、根拠法令はない。これまでそうしているとのこと。あー、出た出た公務員あるある。これホントいやです。何のためがない。思考がストップしている。他者への権利表示が登記の目的であるのに、お金とって表示しないってなぜよ。公図は明治時代の適当な地図でも公的書類として備え付けているのに、なんで金とった増築部分は登記しないねん。そこらへんをオブラートに包んで聞いてみるも。今度はこんなことを言い始める。「失礼ですが、ご質問は申請の齟齬だけと伺っていましたが、それ以外の根拠法令とかもお尋ねになられているのはお話が違うのではないでしょうか。」、うわー、こいつ終わっとるわー、対応も当初から小役人と思っていましたが、こういうことを仰る。まあ役人じゃなくても大きな組織の人間というのは一定数こういう人間を作り出してしまうのだろう。あー、はやく独立したいと思った。小役人がゴリゴリに質問を広げるなとよくわからん主張して弁舌続けているなかでバイトの女の子が、邪魔だどけ的な感じで彼にぶつかるようにパイプファイルを引っこ抜いたのを見ても彼は嫌われ者で仕事ができない人なのだろう。。。まあ、良いです。今回登記のいい勉強になりました。司法書士も法務局の人もいろんな人がいるということっすね。
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